etude nos 12
ドビュッシー「12の練習曲集」
出版社からショパンの「12の練習曲集」の校正を頼まれたドビュッシーがその魅力を「再発見」
同じ構成で作曲した。
ピアノ演奏の「練習」であると同時に作曲技法の「練習」となっている点もショパンのものと同じ
前半の6曲は和声の実験、後半の6曲はリズムも含めたピアノの表現方法の実験となっている。
ドビュッシー最晩年の曲の中の一つ
ドビュッシーの作曲技法の全てがここに凝縮されているという感じなので
好きな曲だったが、なかなかいい演奏のCDに巡り会えなかった。
ポリーニ: 精緻な建築を組み立てていくような彼の演奏スタイルは、「流体音楽」ドビュッシーには合わない
ベロフ: テクニックばかりをひけらかすような、浅い演奏。音楽を理解しようとする意思が感じられない。
内田光子: 上記二つよりはましだが、独りよがりの解釈が散見
ところが、youtubeで、今までの不満をほぼ解消するような、素晴らしい演奏が投稿されているのを発見
フランソワ・ジョエル・ティオリエ
聞いたことのないピアニストだったが、その優美な音楽
by tabby_whiskey
| 2012-06-09 13:12
| POWERSHOT G10