being myself by myself...
いうまでもなく、西部開拓時代のインガルス一家の生活を描いた作品で、テレビドラマにもなり世界中で愛されている。
チャールズは責任感が強く思いやりもあり、行動力のある理想的な父親だったが、ひとつだけ妻のキャロラインを悩ませる困った性癖があった。ひとつの所にじっとしていれないのだ。
持ち前の行動力で成功を収め、地元の名手になったとしても、開拓者が押し寄せ町の人口が増え始めると(そうはいっても隣の家まで何キロという世界だが)息苦しくなってしまう。そして何もかも捨てて、また一家を引き連れてあてどのない旅に出る。
一方、カヌーイストの野田知佑の旅行記にはアラスカやカナダの奥地に住むマウンテン・マン(山男)の話がよく出てくる。都会の生活に嫌気がさして、山奥にひとり生活している連中のことだ。
ところがよっぽど会話に飢えていると見えて、野田が旅の途中で立ち寄り山小屋に泊めてもらうと、滞在しているあいだずっと彼らはしゃべり続けているそうだ。
この矛盾
自分ひとりで自分自身であろうとすることは絶望である。
絶望とは、死に至る病である(キルケゴール)
知ってるさ
そんなまじめくさって言われなくても・・・
by tabby_whiskey
| 2006-12-10 09:41
| 田舎暮らし