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ソラクサン通信 ブログ版

kokoro

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極度に緊張した毎日が続いていて、たった一日の休日では何の助けにもならぬ
実は次の生活が見えてきていて、この一月を乗り越えればいいだけなのだが、、、

そんな心理状態のときに、底知れぬ口をぽっかりとあけて待ち構えているのが漱石の「こころ」だ

「こころ」は恐ろしい作品だ。そこで漱石は、今まであれほど執着していた生の論理化を、すっかりあきらめてしまっているように見える。すべてが死者の目、末期の目で語られているように感じる。

実は漱石の作品の中では「こころ」は好きなものではない。漱石を「国民作家」として利用しようとしている連中に多く取り上げられて、たくさんの害悪も流している。

こんな状況下で、「こころ」の提示する世界に惹かれてしまう自分をうまく説明できない。
by tabby_whiskey | 2007-07-01 21:16